うつ状態の患者にパキシルを処方し、副作用により自殺したとした件

大阪地裁　平成28年6月7日　判決

事件番号　平成25年（ワ）第765号

うつ状態の患者に、適応がないのにパキシルを投与したこと、異常行動が見られたのに投与量を減量しなかったことで、副作用により自殺したと損害賠償を請求した。

裁判所は、患者の自殺が冷静に計画・準備されていたこと、自殺がパキシルの副作用によるアクチベーションにより誘発または増強されたと認めるのは困難として、請求を棄却した。