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大腸内視鏡検査でポリープを発見したのに適切に対処せず放置し,約3年後に大腸がんが発見された事例

大腸内視鏡検査でポリープを発見したのに適切に対処せず放置し,約3年後に大腸がんが発見された事例

大阪地裁 平成28年5月17日判決
事件番号 平成24年(ワ)第9594号

 本件は,大腸内視鏡検査を受けた患者が,平成18年検査でがん性であるかがん化する危険性の高いポリープを発見したのに適切に対処せずに放置した医師の過失により,平成21年に大腸がんが発見され,直腸切断及び人工肛門造設を余儀なくされたとして,損害賠償を求めた事案である。
 裁判所は,平成18年検査の当時,本件ポリープががん性のもの又はがん化の危険性の高いものであることを認識するのは困難であったというべきであるとし,医師が1年毎の内視鏡検査を指示しなかったことが注意義務違反に当たるとはいえないとして患者の請求を棄却した。



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